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除湿器の選び方


アマゾンなどで購入できる除湿器は以下の4種類です。


1. Peltier(ペルティエ)

安価(£30-£40くらいで)で購入でき、とても静か。小さなものが多くファン付きと無しの物があり、ファンもコンピューターの内部にあるファンを使ったものなので無音に近い。ほんの少しの風しか出てこないため除湿能力はとても低い。消費電力が25ワットくらいなので24時間使って約20ペンス。

階段下のカバード、小さなワードローブ、下駄箱などに。寝室の除湿には向きません。


2.Compressor(コンプレッサー)

£100前後から選べ、除湿器の中では作動音が大きなものが多い。エアコンと同様除湿器内の冷却装置に空気が触れた際に装置に結露(水滴)が発生し除湿される。冷却装置と空気の差が大きいほど除湿能力が高い。冬(室温が15度以下など)の際の除湿能力は低い。

消費電力は250ワットほどなので24時間使って約2ポンド。

夏場の除湿に最適。


3. Desicant(デシカント)

£160くらいから選べ、作動音は上記2種の中間。空気が除湿機内の吸湿材に触れることで除湿される。内部でヒーターを使うため多少温かく乾燥した空気が排出される。

消費電力は700ワットくらいで24時間使い約6ポンド弱。

室内の温度に関係なく1年中強力に除湿可能。


4.CompressorとDesicantのハイブリッド

2つの方式の良いとこ取りなので1年中除湿能力が高い。除湿機がコンプレッサーでの除湿を行うかデシカントでの除湿を行うかを判断するので電気代はデシカントよりも安くなる。


除湿機の大きさによっても本体価格、電気代が異なります。また使用場所によっては作動音がある程度大きくとも良いでしょう。朝通勤通学時に除湿機のタイマーをかけて出かければ音を気にすることはありませんし、余っている部屋に除湿機を入れて洗濯物干し部屋にするのも良いでしょう。

デシカントタイプでも電気代が比較的高いですが1日数時間の使用であればそれほど電気代を気にすることはありません。湿気っぽい寝室、湿気っぽいバスルームを気にしながら生活するよりも機械1台の購入で心地良く過ごせるのであればそれに越したことはありませんし、賃貸物件退去の際に結露やカビによる壁、天井、窓枠、カーペットなどのダメージを大家から指摘され修理代を請求されるよりも安いものです。

除湿機は一家に一台、くらいに考えるのが良いかと思います。

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