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賃貸物件、家賃の上昇

  • 執筆者の写真: Administrator
    Administrator
  • 2022年7月28日
  • 読了時間: 2分

上げておけばこのインフレのおかげで家賃は上昇し続けています。

日本のマンションに管理費や共益費があるようにこの国のほとんどのフラット(一軒家にもあります)にはサービスチャージがあり、大家が1年分をまとめて支払います。この中にはフラット共用部分の掃除、照明、芝刈り、水タンクの洗浄、、、など様々なメンテナンス料金が含まれています。電気代、ガス代、人件費が急激に上昇している今これをカバーするために大家は家賃を上げざるを得ない状況です。(住宅ローンの金利上昇など、これ以外にも家賃上昇の理由はたくさんありますが、、)


一般的な賃貸フラットや貸家と比べるとルームレットは値上げ幅が大きいようです。ルームレットは通常家賃の中にガス代、電気代、水道代、カウンシルタックスが含まれています。大家はこれらをカバーしなければなりませんから例えば昨年£500で広告が上がっていたシングルルームが£600以上に上がっているようです。

ちなみにロンドン中心地のルームレット(シングルルーム。キッチンバスルーム共同)の平均家賃が£900/月を超えています。


私の住まいでも電気ガス代の急激な値上がりがありました。2022年7月の電気ガス代は6月の物から比べて約320%アップです=一気に3倍以上になりました。

今年10月、来年1月にもガス代、電気代の上昇が予定されています。契約期間内に家賃が上昇することはありませんが契約更新時には家賃がアップすることを考えておかなければなりません。これから新しく賃貸物件を探される方は契約更新時の家賃アップを考慮して物件を探す。既に賃貸物件にお住まいの方は出来る限り今のお住まいに留まる(契約更新時の家賃アップを了承して)のが良いと思います。


大家さんが家賃を上げる時期は2つです。

1つは契約更新の際。これは普通RPIに合わせた家賃上昇となります。

もう1つは新しいテナントを募集する際です。

大家さんにとっては契約交渉時にテナントに嫌な顔をされながら家賃アップするよりも新しいテナントを見つけるときの家賃を上げる方が楽だと思いませんか。このため前記したように契約更新時に更新をせず新しい物件に移ってしまうことは、今よりも高い物件あるいはレベルの低い物件に引っ越しとなるケースが多くなってしまいます。


契約満了が近づいている方は一度担当者に相談されることをお勧めします。



 
 
 

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