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結露 部屋の温度を上げる 2

では寝室ではなくオープンプランキッチンが付いているリビングルームだったりしたらどうでしょう。1日に3食分の調理をする際に水を使い、炊飯器を使い、パスタを茹で、スープを作り、電子レンジで何かを温めて湯気が出たり、、ほとんど全ての調理時において水分が空気中に放出されています。調理の最中や終えてしばらくたっても換気扇をつけておく、あるいは窓を開けて換気することで結露の量を減らすことが可能です。


さて、部屋の温度を上げるです。例えば寝室やボックスルームなどの数が多く、しかもそれらの部屋を荷物置きとしてのみ使っていたり(寝室や書斎としては使っていない)、ベッドはあるけどドアは年中閉めたままにしていたりする方に有効な結露対策です。恐らく通常使っていない部屋の暖房はオフにしているのではないでしょうか。例えば5ベッドの家に家族4人、夫婦は主寝室、息子がシングルベッドルーム、娘がシングルベッドルーム、残りの2部屋は物置として使っているなどの場合です。物置の2部屋のラジエターは閉じ冬季も寒いまま。これでは前回に記したようにリビングルームで温められ多量の水分を含んだ空気が室温の低い物置に流れ込み、部屋に空気が水分を保持できず窓や壁に結露となり現れます。物置ですから頻繁に出入りする場所ではありません。そのため濡れたままの壁、床、天井、窓枠などが放置されカビが発生することとなってしまいます。

これらの部屋は通常2階(ファーストフロア)に位置するでしょから、キッチンで発生した水蒸気に加え、家族がお風呂に入ったりシャワーを浴びたりする際の水分も流れ込んでくることとなります。

使っていない部屋でもセントラルヒーティングはオン且つ定期的に換気をすることをお勧めします。しまってある家具や服なども湿気から守れることとなります。

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