4月13日に発表された最新のRPI(Retail Price Index)が9%でした。
2020年10月頃から上昇してきましたが9%は1991年以来です。
2011年頃にRPIが5%を超え賃貸物件の契約更新時の家賃値上げの交渉がとても大変だったのを思い出しました。一般的な賃貸契約書には契約更新時に家賃の見直しがあることが明記され、多くがRPIの率と同等の値上げがされることが決められているものが多いようです。もし、月額の家賃が£2000であれば契約更新後の家賃が£2180となります。
2011年の契約更新の際に個人契約をしていたテナントさんはもちろん、大手日系企業さんでも5%の値上げに対応できなかった企業がありましたので今回のRPI9%が家賃値上げがどう反映されてくるのか心配です。
テナントから見ると、昇給がないのに、或いはあっても3−4%なのに家賃が9%上昇するのは我慢ができないとなりますが大家の物件に対する出費も9%ほど増えていますから大家が悪いとは言えません。大家さん個人の家ではインフレで電気、ガス、水道、カウンシルタックスの値上がり、食料品などの値上がり、テナントさんへ貸している物件の管理費、共益費の値上がり、住宅ローンを組んで賃貸物件を購入していればローン金利の値上がりがあります。大家さんも家賃上昇をしなければ苦しい状況です。
このような状況下で契約更新をしなければならないテナントさんはとりあえず不動産会社の担当者に相談してみるのが良いでしょう。
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