一軒家などに住むと庭があるのが普通です。賃貸契約では庭の手入れはテナントの責任となっているものがほとんどですが、それでは庭の手入れとは何を指すのでしょう。
芝刈り、花壇の雑草取り、パティオや石畳の間から出てくる雑草除去、パティオに付いた苔や汚れの除去、小さな植栽の枝おろし、枯れ葉やごみの除去などが普通です。
まず芝刈りは夏期間(1年の半分くらい)は1か月に最低2回の芝刈りは必要となります。芝があまり長くなってしまうと芝刈り機でも短くするのが大変です。例えば10cmくらいに伸びてしまった芝はまず7㎝くらいまで短くして、次に5㎝にして、最後に3㎝で揃えることになります。手間もかかりますし、時間もかかります。庭師からもかかった時間での請求となり、思ったよりも高い金額を請求されることとなってしまいます。
庭にある大きな(高い)木は大家が手入れをします。私たち一般人が高い木に登り枝おろしをするのは無理ですですのでその専門家を大家が手配してくれるでしょう。
テナントの責任が庭の手入れですから雨が少ない期間に水を撒き芝を枯らさないようにしなければなりません。
庭に自分の好きな花を植えたり野菜の栽培を行いたい場合はまず大家さんに相談です。庭の外観や用途を変更することとなりますので大家の承諾を得ないままこれを行ってしまうと問題です。拒否されることは少ないと思います。
秋から冬にかけては草木の成長が遅くなりますが、落ち葉の季節となります。裏庭や表庭に落ちた枯れ葉のお掃除をしなくてはなりません。
では庭師のお値段ですが1度の訪問で30ー60ポンド程です(2020年)。この金額が高いか安いかはテナントさんの判断となります。もちろんテナントさんご自身で庭の手入れをすればお金はかかりません。私が多く見てきたのはご自身で手入れをするつもりだったのが忙しくて手が回らず、3年経ち、ご帰国。庭はジャングルのようです。このジャングルをもとに戻すには時間と労力がかかります。一般的な3-4ベッドの家を庭師に頼み3年前と同等の状態に戻してもらうと1000ポンド以上かかってしまいます。
庭付きの家を借りる際には家を借りる予算の中に庭師代を入れておくことをお勧めします。
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