エア抜きは英国ではテナントが自ら行うべきとされている作業です。日常の家のお掃除をするのと同じくらいですね。ラジエターが暖かくならないと大家へクレームを入れ大家が業者を手配、業者からの報告がエア抜きが必要なだけだった場合はテナントに請求となることが多々あるようです。
ラジエターを正面から見て右上か左上にエア抜きのためのバルブがあります。このバルブを緩めるには Radiator key, Radiator valve key などと呼ばれるツールが必要です。DIYショップ、ホームセンター、金物屋さん、アマゾンなどで1ポンド以下で購入可能です。
このキーでバルブを反時計回りに回すと”シュー”と空気の抜ける音がします。しばらくすると音がなくなり水(お湯)が出てきますのでその時点でバルブを閉じてください。これでエア抜き終了です。
本来であればこの後ボイラーの(ボイラーーラジエター系統)の水圧をチェックしなければなりません。密閉されているところから空気を抜いてしまったので内部の圧力が下がってしまっています。この圧力を正常に、元の状態に戻してあげなければなりません。”ボイラーーラジエター”系統の正常な水圧は1-1.5bar程度ですがエア抜きをすることによってこれが下がってしまいます。水圧が0.5bar以下になるとボイラーが動かなくなってしまうのでそれを調整してあげる作業が必要になります。この作業はボイラーによって異なるためここで簡単に説明ができません。
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