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セントラルヒーティング ラジエター 1

英国での暖房と言えば各部屋にラジエターを設置したセントラルヒーティングでしょう。ラジエターと言って車のボンネットの中に入っているものを思い浮かべる方もいるでしょう。構造は一緒でラジエターの中には水(詳しくは錆止め剤なども入っています)が入っています。家やフラットのラジエターはボイラー(ガス給湯器、電気給湯器)につながっています。給湯器でお湯が作られそのお湯が各部屋にあるラジエターの中を通る際にラジエター本体を温め、そのため部屋、家全体が温まります。ひと昔、ふた昔小学校の教室の後ろに鉄の塊があったのを覚えていらっしゃる方、あれがラジエターです。

さて、ラジエターを見るとパイプが左右に付いていてそれが床下あるいは壁へ伸びています。ラジエターとパイプの結合部分には左右にバルブ(弁)が取り付けてあります。片方はラジエター内に入ってくる湯量をコントロールするもので、MAXまで開けた状態であればお湯がたくさん入ってきてラジエターが熱くなります。逆にこのバルブを閉じた状態であれば全くお湯が入って来ませんからラジエターは冷たいままです。

もう片方のバルブは家あるいはフラット全体で各ラジエターへ入る湯量を調節するものです。例えば3ベッドハウスであればラジエター総数は8,9個前後です。各ボイラーが個別にボイラーと繋がっているわけではなく、簡単に例えるなら小学校の理科で習った並列つなぎ(乾電池と電球)です。ボイラーからラジエターまでの距離(パイプの長さ)や高低差(1階と2階)などもありすべてのラジエターにラジエターに同等の湯量が供給されません。そこでこのバルブ(2番目のバルブ)で湯量を均一に近づけています。このバルブは簡単には開閉ができないものが一般的です。この調整が悪いとあるリビングルームのラジエターは熱いのにトイレのラジエターがぬるいなどが起こってしまいます。

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